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ダニアレルギーとは

厚生省の調査では日本人の3人に1人が何らかのアレルギー症状に悩んでいるといわれています。 アレルギーの原因は様々ですが、ダニアレルギーは喘息や鼻炎の5~8割、子供の喘息では9割以上の原因と考えられ、 ダニは室内塵中のアレルゲン(アレルギーの原因物質)として重要視されています。 また、乳幼児期には食べ物が悪化の因子として関係することが多いといわれるアトピー性皮膚炎でも、成長するにしたがってその割合は少なくなり、 反面 、ダニなどのホコリが重要な原因や悪化因子になっていると、多くの研究者に考えられています。
 近年、医学会では、ダニアレルギーを有する患者の治療をする際、日常生活の中からダニ抗原(ダニやその糞や死骸などのホコリ)を減らす環境整備(抗原回避)が、非常に重要だとされています。
 ダニアレルギーというとダニに刺されたり、ダニを吸い込んだりして症状が起こると考える方がいるかもしれませんが、そうではなく、 ダニやその糞、死骸などが皮膚に接触したり、呼吸を通 して身体に取り込まれることによって様々な症状が起こるといわれています。

ダニアレルギーってなに?ダニアレルギー疾患のいろいろ

私たちの身体は防御反応が備わっており、細菌やウィルスなどの異物が侵入してくるとその異物を排除するために身体は反応します(免疫反応)。 しかし、時にその反応が過剰に働きすぎて、身体にとって不都合な反応になることがあります。これをアレルギーというのです。 アレルギーが原因となったり関与する疾患には、気管支喘息、鼻炎、接触性皮膚炎、蕁麻疹、アレルギー性結膜炎やアトピー性皮膚炎などがあります。 なかでも『アナフィラキシーショック』には、特に注意が必要です。

アレルギーのメカニズム

私たちの身体を構成する細胞の中には『免疫細胞』と呼ばれるものがあります。 この免疫細胞は、自分自身(自己)と他者(非自己)を見分け、他者である異物が侵入してくると、見張り役の細胞がすぐにそれを発見し、 身体にとって害になるものだとわかると異物を退治する細胞に連絡をして処理していきます。 また、他の細胞に働きかけ、その異物とだけ反応する抗体が作られます。そして、一度侵入してきた異物は、しっかりと細胞が覚えています(感作)。
そして、再び同じ異物が侵入してくると「同じものだから大丈夫」と処理されれば問題ないのですが、 「同じ異物が再びやってきたぞ!」と細胞が過剰に反応したり、異物が抗体と結合して反応したりすると、 その結果、様々なアレルギー症状が私たちの身体に現れます。その反応の種類によって液性免疫(抗原抗体反応)や細胞性免疫と呼ばれます。

アレルギーを予防するには

アレルギー体質を変えることは、なかなか困難ですが、アレルギーを起こす原因との接触の機会を減らすことは可能なことがあります。 原因を避ける身近な例としては、花粉症の方が外出を控えたり、マスクを着用して花粉を吸わないように工夫する。 ピアスやネックレスなどにかぶれた方は、それらのアクセサリーを身に付けない。 など、いずれも原因との接触を避けることで、次から症状発現や増悪を予防出来るとされています。 医師の治療とともに原因との接触(吸入)を避けることは、予防・治療上とても効果的な対策になるといわれています。

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