コラム

手軽で便利!メリットたくさん布団をコインランドリー洗濯するときのポイントとは?

布団は暮らしの中で必要不可欠なアイテムですが、その大きさと素材の特性上、自宅での洗濯が難しいことが多くあります。特に季節の変わり目や使用頻度に応じて、清潔に保ちたいと思うものです。家庭の洗濯機では対応できないサイズの布団でも、コインランドリーならば簡単に洗濯から乾燥まで一貫して行うことができます。
この記事では、コインランドリーで布団を洗う際のメリットや、どのような布団が洗濯可能か、さらには実際の洗い方や注意点まで、詳細にわたってご紹介します。季節の変わり目や、布団をまる洗いしてキレイにしたい!と思ったときに役立ててください。

1.なぜ布団を洗濯する必要があるのか

毎日必ず使う「布団」。シミなどの見た目で分かる汚れがない状態でも、実は想像以上に汚れていたり、ダニやカビが発生している可能性があります。シーツやカバーを定期的に洗濯しても、寝ている間に付着した汗や皮脂は布団の質を劣化させてしまうので、定期的に洗濯することが必要です。ダニやほこり、カビなどのアレルゲンの温床になりやすいということも、布団を洗濯する必要性を高めます。安心して快適な睡眠をとるためには、布団の定期的な洗濯は欠かせない作業です。

キレイに見えても汚れが残っている?!布団の汚れについて

キレイに見えても汚れが残っている?!布団の汚れについて

前述の通り、キレイに見えても汚れが残っている布団。人は眠っている間に、一晩にコップ1杯程度の汗をかくといわれており、それを布団が毎晩吸収していることになります。更に気づかないうちに、皮脂も大量に付着しているので、お風呂に入っているにもかかわらず、布団は汚れてしまうのです。

ダニが繁殖する原因に!

汗や皮脂が付着したままの布団を使い続けると、ダニがそれらをエサにして繁殖してしまいます。はがれ落ちたヒトの皮膚・フケ・アカ・食品片はダニの大好物であり、人の体温により温度と湿度が好条件となった布団は、ダニの温床となります。ダニが潜む布団で寝続けることで、アレルギー症状を引き起こす原因となるため、健康を守るという意味でも、布団の洗濯は重要です。

カビが発生してしまう!

カビが繁殖しやすいのは、高温多湿でエサが豊富にある場所です。人の汗によって湿気を含み、体温で温まった布団は、ダニ同様にカビにも好条件です。皮脂・髪の毛・ホコリをエサにするため、布団を洗濯せずに使用を続けると、カビが繁殖しやすくなります。毎日の睡眠で、布団は高温多湿になってしまうので、カビにとってのエサを減らす=布団を定期的に洗濯して、カビの発生を防ぎましょう。

2.コインランドリーで布団を洗うメリットとは?

布団を洗濯したい!でも、自宅での洗濯は大変…。そんな時は、コインランドリーの利用がおすすめです。コインランドリーで布団を洗うことには多くのメリットがあります。家庭用の洗濯機では対応できない大きさの布団を安心して洗濯することができるほか、洗濯から乾燥までの時間を大幅に短縮することが可能です。また、天候に左右されずいつでも洗濯をできるため、計画的に布団のお手入れをすることができます。洗濯時間の短縮から料金の面まで、具体的なメリットを幅広くご紹介します。これらのポイントを把握して、より快適で経済的な布団のお手入れ方法を見つけましょう。

ポイント1 洗濯時間を短縮できる

コインランドリーで布団を洗濯する際にかかる時間は、素材や布団の大きさによって異なりますが、20分から40分程度が一般的で、乾燥には約60分かかります。自宅の洗濯機で洗う場合は、洗濯機での洗濯は同じくらいの時間ですむ場合もありますが、天日干しや乾燥機での乾燥に時間がかかる場合がほとんどです。布団の乾燥が不十分だと、結果的に布団の汚れ、ダニ・カビの発生につながってしまいます。そういった面でもコインランドリーでの洗濯が効率的で、かなりの時間が節約できます。

ポイント2 天候を気にせず洗濯できる

天候に左右されずに、いつでも布団の洗濯や乾燥ができることが、コインランドリーのメリットです。自宅で洗濯・乾燥する場合は、天候を気にして作業しなければなりません。天候が悪い場合は、天日干しでしっかりと乾燥させることができず、湿度が高いと乾燥させるのに時間がかかります。洗濯から乾燥を広い室内で完結できるコインランドリーは、布団の定期的なケアに大変おすすめです。

ポイント3 嫌な臭いを除去できる

ちゃんと洗ったはずなのに洗濯物から嫌な臭いがするときはありませんか?それは、雑菌が繁殖しているためです。洗濯物の部屋干し臭・生乾き臭は、乾燥機を使って高温にすることで予防できます。コインランドリーの乾燥機の内部は80~120度の高温になるので、60度以上の高温に耐えられない、臭いの原因菌を死滅させることが可能です。又、短時間で一気に乾燥させることができるので、部屋干しのときのようなイヤな臭いも防げます。

ポイント4 除菌効果が期待できる

ダニと臭い同様に、高温乾燥によって花粉や菌に対する除菌効果も期待できます。コインランドリーの乾燥機のドラム内は空気が常に循環しており、ホコリを住みかにするダニや花粉を大幅に除去する効果があります。

ポイント5 仕上がりがふわふわに

コインランドリーで布団を洗濯し乾燥させることで、布団がふわふわの仕上がりになる理由は、業務用の大きいドラムの中で洗濯物がくるくると回転し、まんべんなく温風に当たることで、側生地の繊維が立ち上がるからです。よりふわふわな仕上がりにしたい場合は、10分ごとに乾燥機を停止させ、布団をひっくり返すと、布団に均等に風が当たりふわふわになります。又、シワが付きにくくなるため、アイロンがけも不要です。

ポイント6 クリーニングよりも低コスト

コインランドリーで布団を洗濯する際の料金は、洗濯のみの場合、約500~900円程度、乾燥までを含めると合計で約900~1400円程度が平均的な費用です。この価格は布団の大きさやコインランドリーの機械によって異なります。クリーニング店にお布団を出す際と比較すると、クリーニング店での布団洗濯料金が、4000円から8000円程度かかることが多いのに対し、コインランドリーでは2000円前後で済み、低コストで洗濯することが可能です。

3.どんな布団でもコインランドリーで洗濯できる?

コインランドリーでの布団洗濯は非常に便利ですが、全ての布団がコインランドリーで洗えるわけではありません。洗濯可能かどうかを判断するためには、まずは布団の洗濯表示を確認しましょう。一般的に、コインランドリーでの洗濯が推奨されていない素材や、特殊な加工が施された布団もあるので、注意が必要です。真綿、羊毛、キルティング加工されていない布団やウレタン素材の布団など、コインランドリーでの洗濯に向かないものについても触れ、適切なケア方法をご紹介します。

コインランドリーNGなもの

実際に、すべての布団がコインランドリーで洗濯可能なわけではありません。「洗濯・乾燥不可の表示がある布団」、「真綿布団」、「羊毛布団」、「キルティング加工がされていない布団」、は、コインランドリー洗濯には適しませんので、注意してください。

真綿の布団

真綿の布団は高級布団の素材として知られ、水に濡れると中に入った綿がかたよってしまうため、水洗いが不可能です。洗濯表示を確認して、洗濯不可のマークがある布団は、クリーニング店に依頼しましょう。季節を問わず1年中使える吸湿性・放湿性に優れた布団であり、日ごろのお手入れで清潔に保つことができます。一般的には約5年の耐用年数があり、特別な場合を除き、水洗いは不要です。お手入れとしては、月に1~2回、2~3時間程度風通しの良い日陰で干すことが推奨されています。ただし、直射日光を避け、シーツやカバーをかけて干す必要があります。クリーニングに出す場合は、3年に1回程度が適切とされており、専門のクリーニング業者を利用するのが良いでしょう。

羊毛の布団

羊毛布団はデリケートな素材なので、水洗いが可能なものであっても注意が必要です。しかし、羊毛布団の中綿は乾きにくく、コインランドリーでの洗濯によって綿がかたよったり、ゴワゴワとした手触りになったりする可能性があります。特に、洗濯機での洗濯が推奨されていない羊毛布団は、踏み洗いなどの手洗いで丁寧に洗うことが望ましいです。羊毛布団をコインランドリーで洗濯する場合は、洗濯機のサイズ選びや洗剤の種類、乾燥機の使用法など、細心の注意を払って洗濯しましょう。

キルティング加工されていない布団

キルティング加工とは、布団の表と裏を中綿と共に縫い合わせる工程で、これによって中綿のかたよりを防ぎ、布団が体に沿いやすくなります。キルティング加工されていない布団は、中綿が崩れやすいため、コインランドリーでの洗濯は推奨されていません。

ウレタン素材

ウレタン素材の寝具は、水に濡れることでもろくなり、乾くまでに時間がかかります。特に高温に弱いため、低温でしか乾燥できません。コインランドリーでの布団洗濯は、洗濯機での遠心力と温風を用いたタンブル乾燥が基本ですが、ウレタンなど熱に弱い素材は低温設定での乾燥が推奨されているので、コインランドリー洗濯に不向きな素材です。

4.コインランドリーでの布団の洗い方

コインランドリーを利用して布団を洗濯する際は、正しい手順で作業しましょう。家庭の洗濯機と違って、コインランドリーには大型の洗濯機が備えられており、大きな布団も簡単に洗濯できます。しかし、その便利さを最大限に活用するためには、布団の大きさに適した洗濯機選びから、カバーの取り扱い、適切な乾燥方法までの各ステップを正しく実行することが重要です。ここでは、コインランドリーでの布団洗濯の基本的な流れと、それぞれのポイントについて解説します。

▼ コインランドリーで洗濯するポイント一覧 ▼

ステップ ポイント 詳細
洗濯機選び 基本的にはコイランドリー内の
表示に合わせる
コインランドリー内の洗濯機本体や、室内に表示されている推奨サイズを必ず確認しましょう。
洗剤の使用 基本的にはコイランドリーで購入
できるものを使う
コインランドリーに洗剤がない場合は、ダメージが少ないおしゃれ着用中性洗剤を使用しましょう。
洗濯・乾燥料金 小型、大型の洗濯・乾燥機により
洗濯料金が変わる
【洗濯機】小:500~600円/大:700~900円【乾燥機】小:400~500円/大:800~1,000円
洗濯・乾燥時間 洗濯・乾燥機のモードに
合わせる
洗濯:約20~40分、乾燥:60分を目安に、洗いあがりの状態ごとに追加しましょう。 ※布団の素材や大きさにより前後します。

その① 布団の大きさに合った洗濯機を選ぶ

コインランドリーにはさまざまなサイズの洗濯機があります。布団をしっかり洗うために、ふとんの大きさに合った洗濯機を選びましょう。洗濯機が小さすぎると、布団をしっかり回転させることができず、洗濯機が大きすぎると布団の型崩れの原因になります。洗濯機が洗いたい布団に対して大きすぎて、隙間が空いてしまう場合は、シーツなどをネットに入れて一緒に洗うと良いです。何枚・何キロまでなど、洗濯機に適した情報が、洗濯機本体に記載されていることも多いので、チェックしてみましょう。

その② カバーを取り外して洗濯する

布団を洗濯機に入れる前に、カバーが付いている場合は、カバーを外してください。カバーをつけたままだと汚れが十分に落ちません。洗濯機内でカバーが絡まり破損する恐れがあるので、洗濯ネットに入れて別洗いしてください。又、カバー取り外したタイミングで、布団の側生地にキズや破れがないかを確認しましょう。小さな破れでも洗濯機内で動き回ることで、破れが大きくなる可能性があります。破れから中綿が飛び出てしまう恐れがあるので注意しましょう。

その③ 脱水が終わったら乾燥機へ

洗濯機での脱水が完了したら、布団を乾燥機に移します。しっかり乾燥させ、ふっくらと仕上げるために、布団の大きさ・厚みを考慮して、大きめの乾燥機を選ぶのがポイントです。布団を入れたときにドラムの3分の1以下になるサイズの乾燥機を選びましょう。乾燥機に1時間程度かける際は、30分で1度停止し、布団を裏返して更に30分乾燥させると全体がしっかり乾きます。乾燥後、布団を触ってわずかでも湿気を感じたら追加で乾燥させ、生乾きを防ぎます。

5.コインランドリーで布団洗濯する際のポイント

コインランドリーで布団を洗濯する際は、ただ洗濯機に入れるだけではなく、いくつかの重要なポイントを押さえることで、布団をより安全に、効果的に洗浄し、長持ちさせることが可能です。たとえば、洗濯中の布団の保護を目的としたヒモの使用、布団の種類に応じた洗濯方法、高価な布団の取り扱いについてのなど、コインランドリーを利用する際に知っておくべきポイントを具体的に解説します。又、洗濯だけでなくコインランドリーの乾燥機のみの使用ポイントも解説します。

ヒモが必要な場合がある

キルティング加工されている布団は、中綿などの詰め物のかたよりを防ぐことができ、ヒモで縛らずそのまま洗濯して良い場合が多いです。ただし、コインランドリーに布団をヒモで縛るよう注意書きなどが掲示してある場合は、ヒモを用意しておく必要があります。ビニールヒモでも縛れますが、洗濯中に外れてしまう可能性があるので、麻や綿素材のヒモがおすすめです。乾燥機に入れる前にヒモは外しましょう。

同じ種類の布団だけで洗濯する

布団は衣類やタオルに比べると大きいため、洗濯槽の中でうまく分散されません。 脱水のときに洗濯層内のバランスが崩れると、うまく脱水できなくなります。 バランスを崩さないように、同じ種類の布団だけで洗濯しましょう。羽毛布団なら羽毛布団だけ、毛布なら毛布だけというように、同じ中材を使用した布団同士を一緒に洗うことで、吸水性の高い布団が重くなり、脱水がうまくできない問題を防げます。

高価な布団はクリーニングへ

前述の「キルティング加工がされていない布団」、「羊毛布団」、「真綿布団」、コインランドリー洗濯には適していない布団や「羽毛」を使用した高価な布団は、布団専門のクリーニング業者でのお手入れがおすすめです。高価な布団はきちんとメンテナンスすれば、10年以上快適に使い続けられるものもあります。コインランドリーで洗濯して寿命を縮めてしまうより、専門のクリーニング業者に効率よくきれいにお手入れしてもらいましょう。

乾燥機のみの使用もおすすめ

悪天候が続いたり、時間がないときは、コインランドリーの乾燥機だけを使用することができます。ボリュームのなくなった布団のふわふわ感を復活させることや、熱に弱いダニやカビ対策を目的として使用することもおすすめです。布団を乾燥機にかける際、テニスボールを一緒に入れると、乾燥中に布団を叩いてふっくらさせ、乾燥時間の短縮につながりますので、是非試してみてください。

6.布団洗濯の手間がはぶける!?ダニの入らない布団とは

これまで解説してきたコインランドリーでの布団の洗濯方法ですが、忙しい日常生活の中、なかなか負担が大きく手間もかかるので、難しい場合もあると思います。それらの家事負担の軽減にぴったりの、「ダニゼロック」シリーズの防ダニ布団をご紹介します。

ヤマセイの「ダニゼロック」シリーズは、ダニを洗い流すことを目的とした頻繁なお洗濯が必要ない寝具シリーズです。高密度織物の効果により、ダニが生地の中にもぐる事ができないので、日ごろのお手入れは「こまめな洗濯」ではなく、粘着式ローラーで表面に付着したホコリ(ダニ)を取り除くだけで十分です。洗濯は汗や皮脂汚れが気になるときに行うだけで良いので、洗濯回数が各段に減ります。又、ヤマセイ布団専用のクリーニンサービスも利用できるので、クリーニング専門業者を探す手間もはぶけます。

7.コインランドリーで布団を洗濯しましょう

一見キレイに見える布団ですが、見えない汚れが溜まりやすく、そのまま使用してしまうと、アレルギー症状などの健康被害を引き起こす可能性もあります。 定期的に布団を洗って、清潔で快適な睡眠をとるためには「洗濯」が欠かせません。自宅で何度も洗濯する前に、コインランドリーの大きな洗濯機・乾燥機で洗濯してみましょう。仕上がるまでの時間もスピーディ、洗いあがりはふわふわで、メリットが非常に多いです。防ダニ対策の観点からも、こまめな洗濯は重要ですので、是非コインランドリーを活用してください。

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