コラム

赤ちゃんとアレルギー

赤ちゃんとアレルギー

ご自身がアレルギーでなくてもパートナーやお子さんがアレルギーを発症する場合があります。特に乳幼児がいる家庭は、ダニやハウスダストのアレルギーに気を配りましょう。
もし、誰か1人でも喘息、アトピー性皮膚炎花粉症などの慢性的な鼻炎、目のかゆみなどが見られたら、ダニやハウスダストが原因となっているかもしれません。中でも子供の小児喘息・アトピー性皮膚炎の原因のとしてダニが原因として挙げられます。
最近はペットを室内で飼う家も多く、ペットのハウスダストが原因でアレルギーになる人も増加傾向にあります。ペットも赤ちゃんもとても可愛いですが、赤ちゃんの健康を第一にしたアレルギー対策を行うことは、家族全員のアレルギーリスク低下に繋がります。

赤ちゃん(乳幼児)は特にアレルゲンの影響を受けやすい

乳幼児の体は抵抗力が弱い上に未発達であるため、ハウスダストやダニなどのアレルゲン(アレルギー物質)の影響を強く受けやすいものです。
また、子供のアレルギーの根本的な原因の多くは、抵抗力が理由となっています。余談ですが、乳幼児の3大アレルゲン、卵・大豆・牛乳を食べさせないようにすることも、これらのアレルギーにならないための対策です。

ハウスダスト対策には掃除機でしっかり吸引

子育ての面において、赤ちゃんがいる場所は清潔にしておくことが鉄則です。家庭内におけるハウスダスト対策の基本は、掃除機を使ってダニ・ハウスダスト(ほこりや、チリ、ダニの死骸やフン)をしっかり除去することになります。
最近は、細かいハウスダストや絨毯の奥に逃げ込んだダニを吸い込むほど強力な吸引力を持つ掃除機も登場していますが、普通の掃除機でもゆっくり丁寧に行うことでアレルギー対策になるので無理に買い換える必要はありません。可能な限り、ダニやハウスダストを吸い込んでおきたいものです。

可愛いペットがアレルギーの原因の場合も

お子さんが生まれる前からペットと生活をしている方もいると思いますが、残念ながらペットの毛などもハウスダストの原因となります。そのため、お子さんが新生児や乳幼児の場合、お医者さんから「ペットと赤ちゃんが同じ部屋にしないで下さい」「ペットと部屋を別々にしてくださいなどと言われる事もあるでしょう。
また、極めて少ない例ですが、新生児の気管は細くて引っかかりやすいのでペットの毛が口に入ったことがきっかけで喉を詰まらせるケースもあります。そういった危険を避けるためにも、少しの間だけ赤ちゃんとペットの距離を離してあげると良いでしょう。

布団だけは防ダニ・アレルギー対策のものがオススメです

赤ちゃんは一日中お布団の上にいるので、布団のケアだけは特に気を使いましょう。
ダニが好む環境にしないために布団をこまめに干したり、布団叩きを使うことは有効かもしれませんが、完全にダニが除去されたわけではありません。
赤ちゃんをアレルギーの危険から完全に守ることを第一に考えるなら、防ダニ・アレルギー対策の寝具を選んだ方が良いでしょう。

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